保護犬保護猫と出会うのは、保健所や保護団体だけではありません。現在では、ネットで情報を探すのも一般的になっています。このページでは、日本国内にある保護犬・保護猫とのマッチングサイトの各特長についてまとめています。
ペットのおうち
国内最大級の譲渡サイトで、デザイン会社の株式会社 Easy Communicationsが運営をしています。ぺットのおうちの編集長は、代表の里子としてやってきたアメリカン・コッカー・スパニエルのジェシー君が勤めているそうです。(ジェシーくんのページ https://www.pet-home.jp/prof/dogs/sc1015/pet40992/)
ペットのおうちの基本的な利用方法
譲渡をしたい個人団体(里親募集)、犬猫などを迎え入れたいユーザー(里親応募)が会員登録を行う。
サイトを利用することに関しては双方無料。ただし里親募集側には個人なのか法人なのか、保護活動をしている方なのかによって種別があるようです。また生態販売関係者は登録ができません。
利用方法
ペットのおうちの譲渡費用請求に関するルール
費用に関しては、里親募集側の種別によって里親になりたい方が支払う費用は異なるようです。
一般会員
登録時の資格要件はありませんが、譲渡前にかかった費用などは里親側には請求できません。
保護活動者(非法人の団体及び個人)
登録要件として、
①実際に動物の保護活動などをしていること
②ペットログまたはホームページ/ブログなどで継続的な活動内容を更新していること
③生体販売関係者でないこと
以上の要件を満たした場合保護活動者として登録ができ、募集情報内に譲渡費用の記載ができるようです。
保護活動者(NPOや社団などの法人)
①実際に動物の保護活動などをしていること
②法人であること
③生体販売関係者でないこと
以上の要件を満たした場合保護活動者として登録ができ、募集情報内に譲渡費用の記載ができるようです。
ペットのおうちで譲渡が行われている動物の種類
犬・猫・小動物(ハムスター、フェレットなど)・魚・鳥・爬虫類・他
omusubi おむすび
株式会社PETOKOTOが運営するマッチングサイトです。全国の動物愛護団体200団体以上が登録されており、登録の際はサイト独自の審査を通過できた団体のみが表示されているとのこと。
200団体というのは、omusubiのサイト調べですが、審査制の保護犬保護猫マッチングサイトとしては日本一となっているそうです。家族になる上で相性の良さは大切であるという考えから、相性診断機能があります。保護犬・保護猫との相性度が表示されミスマッチングを防ぐ仕組みになっています。
また、譲渡が決定した後も安心のサポートが用意されています。
omusubi おむすびの利用方法
里親希望者および相性診断を実施するには、ユーザー登録が必要です。メールアドレスと利用規約、プライバシーポリシーの承諾が必要です。FacebookによるSNSログインも可能です。
omusubi おむすびの動物にかかる譲渡費用
各団体ごと、各動物ごとに異なります。掛かった医療費用や予防接種費用、フードやトイレタリーも含め譲渡費用には含まれます。数万円の費用が掛かることが一般的です。
omusubi おむすびで譲渡対象となっている動物の種類
現在のところ犬猫のみが対象となっているようです。
いつでも里親募集中
1997年より稼働している老舗マッチングサイト。2018年より東京キャットガーディアンズに運営が変更されています。
利用方法
里親、里親を探す方双方に、無料のユーザー登録が必要です。
譲渡費用
各団体・動物によって異なります。かかった医療費・予防接種費用、衣食住に関する費用、施設運営費などが含まれていることが多いようです。
譲渡対象となっている動物の種類
現在のところ犬猫のみが対象となっています。
共立製薬株式会社veterinary-adoption
動物の薬も製造する共立製薬株式会社が運営母体の動物病院による保護犬猫の譲渡活動をサポートするマッチングサイトです。
日本全国の動物病院を対象とし、保護もしくは動物病院が里親探しをしている犬猫たちを動物病院が実際の出会いの場となり、里親へと譲渡されるという新しいコンセプトのサイトになります。
2014年3月には、東日本大震災の「被災ペット譲渡受付特設ページ」を設置し、福島県動物救護本部による被災ペットの譲渡活動も支援していたようです。
動物病院という限られた団体のみが対象となっているため他サイトに比べ掲載頭数は少な目ですが、他のサイトと比較した場合、運営母体、譲渡元の経営体制がしっかりしていることが特長といえます。
利用方法
個人情報を含んだ、新規ユーザー登録が必要です。
譲渡費用
譲渡時までの期間に動物病院で行う狂犬病予防注射、混合ワクチン、マイクロチップ、健康診断、ホテル代等の実費として最低30,000円となっています。
(長期の預かりや病気の治療を行っていた場合、30,000円+実費が必要になる)
譲渡対象となっている動物の種類
現在のところ、犬猫が対象となっています。
実際の内容に関しては各サイトでの確認、各サイトの利用については各サイトのサイトポリシーを確認の上ご利用ください。