保護犬保護猫のペット保険

昨今ペット保険は日本でも加入数が拡大しています。特に、ペットの健康リテラシーの高い方やペットショップから購入し迎え入れた方の加入が多いようです。

ただ、保護犬・保護猫においては、出自がはっきりしていない場合も多くペット保険に加入できないと思われている方もいますが、実際は加入が可能です。

このページでは、保護犬・保護猫のペット保険についてまとめてみました。

保護犬・保護猫がペット保険加入の際のポイント

保護犬、保護猫は、ペット保険に加入できないのではないかと勘違いされる理由は2つあります。

①年齢が推定 ②傷病歴がはっきりしていない という部分です。

実は年齢は推定でも加入できる

保護犬、保護猫については、血統書などの正式な書類があるわけではなく、いつ生まれたのかが大抵の場合推定となるケースが多いのです。人間の保険でも同じですが、ペット保険でも年齢を求められます。ですので、推定では加入できないよね・・と思ってしまう方も多いのです。

実際は推定でも加入できますし、年齢がわからない場合であれば、「動物病院で推定で年齢を特定する」ことが可能です。

推定で年齢がわかった場合でも誕生日まではわかりませんので、迎え入れた月日にするといったことが一般的です。

過去の傷病歴が分からなくても加入はできるが条件がつく場合もある

過去の傷病歴は、ペット保険加入の際に重要な事柄で、いわゆる「告知」に関わる部分です。この内容に虚偽があったり、報告漏れがあると加入できたとしても遡って加入が取り消されたり、解約されてしまうことがあります。

一般的には保護犬・保護猫を迎え入れた先から、保護してからの病気治療の情報や、予防接種情報などを貰えますが、全く分からないケースもあります。健康と判断して告知に何も記載しなくても良いこともありますが、保護犬・保護猫の場合(全犬猫に求める保険会社もあり得ます。)健康診断書の提出が求められることがあります。

健康診断の結果、過去治療した痕跡などが見つかるケースや、目に見えていない病気が見つかるケースもあります。こうした病気や怪我が分かった場合、補償に免責がついたり(条件つきでの加入)、最悪加入できないケースもあります。

一方で、健康状態の確認ができますし、何もなければ問題なく加入ができます。

ペット保険に加入(契約)できないケース

ペット保険に加入できないケースというのは、保護犬・保護猫に限ったことではありませんが以下のような内容が一般的にかんがえられます。

  • 商品ごとの加入可能の年齢基準を満たしていない(おおよそ、新規での加入は、下限が生後2・3か月以上 上限で7歳から10歳程度が一般的)
  • 心臓疾患、内臓疾患など重篤な傷病が既往症としてある場合(悪性腫瘍や糖尿病、腎不全、肝硬変(肝線維症)、尿路結石、緑内障、白内障など)
  • 加入者が未成年の場合

保護犬・保護猫が入れるペット保険会社は?

既存のペット保険会社に関しては、保護犬・保護猫ということで引き受けができないケースはないようです。興味がある保険会社があれば、資料請求やWEBサイトのチェックをされた方がよいでしょう。

保険会社の種類としては、損害保険会社と少額短期保険会社の2種類があります。

違いは会社の規模と監督省庁が違います。また、万が一会社が破綻した際のセーフティネットの有無です。損害保険会社にはありますが、少額短期保険会社には、まだありません。

損害保険会社

アニコム

アイペット

ペットアンドファミリー

アクサダイレクト

少額短期保険会社

リトルファミリー少額短期保険株式会社

SBIいきいき少額短期保険株式会社

ペットメディカルサポート保険株式会社

日本ペット少額短期保険株式会社

ペッツベスト少額短期保険

結果的にペット保険に加入すべきなのか?

ペット保険に加入する大きな理由は、高額な医療費負担を軽減させることにあります。ですので、高額な医療費負担も問題ない方にとっては不要です。具体的には高額な手術で数十万~100万円程度が負担にならない方は不要といえます。

そうした高額な医療費負担が心配な方は検討してもよいといえます。低額な通院負担でも対象となる保険や、高額な入院・手術のみに特化したものもあり、どこに備えるかを考え加入することをお勧めします。

また、保護犬・保護猫に関しては、どのような身体的特徴を持っているのか不明であることもあるため、健康で加入できるときに加入するというのも一つの考え方です。

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